===================================================================== 【タイトル】 らるる電卓 - Version 2.1.1 【ファイル】 Cal2_1_1.zip(Cal) 【作成月日】 2006/06/07 【カテゴリ】 ユーティリティ 【制 作 者】 らるる 【動作環境】 VodafoneのVアプリケータイ(Vodafone向けJBlend上) 【配布形態】 フリーウェア(ソースも公開) 【 E-Mail 】 rarul@rarul.com 【Web site】 http://www.rarul.com/ 【転  載】 ご自由に。 【再 配 布】 ご自由に。 改変したものについては改変を加えたことを明記のうえ 配布願います。(詳細は別途記) 【著 作 権】 Copyright (C) 2002- らるる ===================================================================== ■ 目次 ■ ・概要 ・使い方 ・不具合など ・更新履歴 ・ソフトの取り扱いについて ・謝辞 ・連絡先 ===================================================================== ● 概要 ● 軽い・簡単・使いやすいを目指して作った整数 9 桁 (小数点以下 5 桁) 演算 可能な簡易電卓。通常の和積演算等から sin や log 等を手軽に計算。メモリ 機能もあり。四則演算 (+-*/) のみ必要な方は「らるる電卓 Lite」の方をどう ぞ。ソフトキー Clear は続けて 2 回押せば演算内容クリア、「rad」は弧度法 「deg」は度数法、powr(=n^m) は + や * と同じように二項演算として使って ください。 (v2.1.0/15KB/3G機種に対応のハズ) ===================================================================== ● 使い方 ● ファイルを解凍すると以下のようになっています。 root ------------------------- ほぼすべてのファイル |---- netディレクトリ ------ net.jscience.math.MathFPライブラリ |---- outputディレクトリ --- preverifyしたファイル(上ライブラリ含) 実行上は、「Cal.jar」「Cal.jad」のみでかまいません。それ以外のファイル は、開発のために必要なものです。以下は簡単に開発について述べます。 「Makefile」に作り方が書かれているので、対応したツール (私は Borland C++ Compiler 付属のものを使用) を用いて簡単に作ることができます。(少し依存 関係怪しいですが。。)  なお、あらかじめコンパイルなどに必要なパスの指 定は行っていることが前提です。私は、コンパイル時に毎回 classpath などを 書くのが面倒だったので、Windows の環境変数設定にて「bootclasspath」 「classpath」に「stubclasses.zip」へのパスを記述しています。この場合に は、「;.」を書き忘れないようにしてください。 「JavaPP」は、「電柱 一家」さんのものを使用させてもらっています。ちょう ど C のプリプロセッサにあたり、マクロ展開をしています。(謝辞欄を参照し てください。) またこのリリース時では使っていませんが、日常のデバッグな どの細かな修正時には、「ん・ぱか工房」さんのところの「SizeUpdate.class」 を利用しています。 実際に使用するには、できあがった Cal.jar のファイルサイズを Cal.jad に 書いてください。MANIFEST や Cal.jad の書き方については Vodafone 配布の仕 様書を読んでください。なお、仕様書外になりますが UTF-8 エンコードであれ ば日本語が使えるようです。デフォルトでは日本語を使用しています。対応の エディタで開いてください。 パソコン上でのエミュレーションについては、以下をご参照ください。ここで は説明いたしません。 http://www.dp.j-phone.com/ また、添付されているソース (*.java) は開発途中のもので、実際のリリース 版 (とソース以外の添付されているバイナリ) はこのソースファイルから余分 なところをできるだけ削除して最適化 (サイズを小さく) したものとなってい ます。ソースをそのままコンパイルすると、添付・リリースされているバイナ リのサイズよりも大きくなりますので注意してください。 次に使い方について述べます。(一般ユーザはここから読んでね) アプリを起動すると、上の方に数字表示部分・真ん中から下の方に文字の書い たボタン状のもの、といった表示構成になります。便宜上、上の部分を表示部・ 下の部分を操作部と呼ぶことにします。 表示部では、下側に現在入力中の数字・上側に演算対象となる前に入力した数 字 が表示されます。一番左側には、現在行おうとしている演算の種類とメモ リ機能を使用しているかどうかを下側にそれぞれ記号で表示します。上側には 弧度法・度数法のどちらを使っているかを表示します。「deg」は度数法、「rad」 は弧度法です。デフォルトでは度数法となっています。演算種類の表示部が「E」 になったときは、なにかしらのエラーが出たことを表し、この場合はクリアす るまでキー入力を受け付けません。 入力部では、ケータイの各キーに対応した部分に文字付きのボタンらしきもの が表示されます。各表示に対応した機能が得られます。このあたりは直感的に わかるので省略します。 「#」キーに割り当てられている「>」を選ぶと、入力部のボタン上の文字が変 わります。これは内部でモードが切り替わり、sin や log などが計算可能にな ります。便宜上この画面をサブメニューと呼ぶことにします。M+ や M- はいわ ゆるメモリ機能で、これは電卓固有の機能と同じです。ソフトそのものには関 係ないので詳細はご了承ください。なお、メモリ機能を使用時は画面に「M」が 現れます。 サブメニューの決定キーにはカスタマイズ用画面への機能が割り当てられてい ます。カスタマイズ画面はリストとコンポーネントを利用した画面で、操作自 体は直感的に分かると思います。このカスタマイズ画面について少し述べます。 DisplayConfig は、画面上部の表示部に関する設定を行う箇所です。現在は度 数法・弧度法の切り替えしかありませんが、将来は有効数字表示に対応させよ うかと検討中です。 ButtonConfig は、ソフトキーに登録する機能をカスタマイズできます。デフォ ルトでは clear, past(=paste), copy の 3 つを使用していますが、ここの設 定でチェックをつけた項目の機能がソフトキーとして利用できるようになりま す。なお、clear については電卓のコア機能でカスタマイズされるべきではな いと判断し、ソフトキーからは消せないようにしています。 KeyConfig は、サブメニュー部における各キーの機能をカスタマイズできます。 カスタマイズしたいキーを選択し、その後キーに割り当てる機能を選んでくだ さい。なお、このソフトの仕様上、決定キーと # キーはカスタマイズできない ようになっています。 これらカスタマイズ機能を用いれば、デフォルトでは使用できない「00」「sinh」 「powr(n^m)」などが使用できるようになります。powrは2 つの引数 を必要とする関数ですが、このソフトでは「+」や「*」と同じ 2 項演算として 使用してください。「3^8」を計算したい場合は、「3」「powr」「8」「=」と 入力することになります。 演算精度については、整数の範囲では 9 桁まで演算可能です。精度は特に問 題ないかと思います。小数点以下は第 5 位までの表示を行います。内部的には もう少し高い精度を保っているので、9*1/9 のような演算を行っても特に問題 ないかと思います。 以上、長くなりましたがソフトウェアの使用方法についてです。 ===================================================================== ● 不具合など ● 有効数字表示をできるようにするかどうか検討中。 ===================================================================== ● 更新履歴 ● 05/06/07 myMathライブラリに負の数の四捨五入がらみのバグがあったので修正。 なんで今まで見つからなかったんだろう。 05/08/08 3G機種に対応してみたつもり 05/06/24 pow計算時のバグ修正(net.jscience.math.MathFPのバグ修正) 04/01/05 自然対数・常用対数・底が2の対数を追加、表示位置の調整、わり算時の小数点 処理変更(v2.0.3) 03/12/17 演算対象が-の時にオペランドが来ると強制終了したバグを修正(v2.0.2) 03/10/04 C4型の仕様が公開されたのを受けてこれに対応(v2.0.1) 03/05/17 演算コアエンジンを見直し、精度問題をある程度解決した(つもり)v2.0.0 02/08/17 powr, sinh, cosh, tanh, 00 機能に対応し、ソフトキー・ボタンのカスタマイ ズとそれらの設定保存に対応した、Version 1.2.0 をリリース。 02/08/09 一時停止に対応させた、Version 1.1.1 をリリース。 02/06/20 弧度法・度数法切替に対応した、Version 1.1.0 をリリース。 02/05/20 らるる電卓 Version 1.0.0 をリリース。 ===================================================================== ● ソフトの取り扱いについて ● おきまりということで。 ・作者はこのソフトウェアについてのサポート義務を負いません。 ・作者はソフトウェアのバグフィックス・機能拡張によるバージョンアップの義務 を負いません。 ・このソフトウェアにより被ったいかなるユーザの損失も作者は負わないこととし ます。 再配布について 基本的にオリジナルのまま (改変・削除をいっさい加えないという意味で) もしく はオリジナルに変更を加えずに別途ファイルを追加添付するものであれは自由に配 布していただいてかまいません。このとき、配布に伴うメディア代以上の対価を得 ることは認めません。 オリジナルに改変を加えたものについては以下を厳守してください。  ・ソースより新たにビルドし直したものを添付する場合は、ソフトウェア名・制   作者名ともに変更すること。つまり、私らるるが製作したものではないことに   する。  ・改変が加わった旨を再配布品利用者にわかるよう明記すること。 これを厳守してもらう限りは、再配布品の著作権を主張していただいてもかま いません。これは、オリジナルの「らるる電卓」について私が著作権を放棄し たということではありません。 ただし、商用のマスメディアによる再配布時はオリジナルのままである場合もこれ らに加え私にご一報を願して頂ければ幸いです。 今回利用している「net.jscience.math.MathFP」ライブラリについては、別途 このライブラリの規定に属します。ご注意ください。 ===================================================================== ● 謝辞 ● 演算コア部分には、Onno Hommes さんによる「net.jscience.math.MathFP」のラ イブラリを利用させて頂きました。ありがとうございます。 http://home.rochester.rr.com/ohommes/MathFP/ ソフトウェアのアイコンは、t109 さんに描いていもらいました。ありがとうござ います。 また採用こそしませんでしたが、アイコンを別途描いてもらった juna 氏にも 感謝します。icon1.png として、このソース版には添付しています。juna 氏に は実機動作チェック (デバッグ) もして頂きました。 http://oak.zero.ad.jp/juna/ 同じく、実機での動作チェック (デバッグ) に協力して頂いた S-pore 氏にも 感謝します。 開発時のプリプロセッサツールとして「電柱 一家」さんの「JavaPP」を利用さ せてもらっています。ありがとうございます。 http://denchu.jp/ また開発時の Cal.jar のサイズアップデートツールとして、「ん・ぱか工房」 さんのところの「SizeUpdate.class」を利用させてもらっています。ありがと うございます。 http://web.ffn.ne.jp/~npaka/index.html その他、開発のきっかけとなった2ちゃんねるの携帯・PHS板、J-T51 関連ス レッドのユーザにも感謝します。 ===================================================================== ● 連絡先 ●  作者:らるる  ソフトウェア:らるる電卓  メールアドレス:rarul@rarul.com  Webサイト:http://www.rarul.com/ ===================================================================== 以上