次に使い方について述べます。(一般ユーザはここから読んでね) アプリを起動すると、上の方に数字表示部分・真ん中から下の方に文字の書い たボタン状のもの、といった表示構成になります。便宜上、上の部分を表示部・ 下の部分を操作部と呼ぶことにします。 表示部では、下側に現在入力中の数字・上側に演算対象となる前に入力した数 字 が表示されます。一番左側には、現在行おうとしている演算の種類とメモ リ機能を使用しているかどうかを下側にそれぞれ記号で表示します。上側には 弧度法・度数法のどちらを使っているかを表示します。「deg」は度数法、「rad」 は弧度法です。デフォルトでは度数法となっています。演算種類の表示部が「E」 になったときは、なにかしらのエラーが出たことを表し、この場合はクリアす るまでキー入力を受け付けません。 入力部では、ケータイの各キーに対応した部分に文字付きのボタンらしきもの が表示されます。各表示に対応した機能が得られます。このあたりは直感的に わかるので省略します。 「#」キーに割り当てられている「>」を選ぶと、入力部のボタン上の文字が変 わります。これは内部でモードが切り替わり、sin や log などが計算可能にな ります。便宜上この画面をサブメニューと呼ぶことにします。M+ や M- はいわ ゆるメモリ機能で、これは電卓固有の機能と同じです。ソフトそのものには関 係ないので詳細はご了承ください。なお、メモリ機能を使用時は画面に「M」が 現れます。 サブメニューの決定キーにはカスタマイズ用画面への機能が割り当てられてい ます。カスタマイズ画面はリストとコンポーネントを利用した画面で、操作自 体は直感的に分かると思います。このカスタマイズ画面について少し述べます。 DisplayConfig は、画面上部の表示部に関する設定を行う箇所です。現在は度 数法・弧度法の切り替えしかありませんが、将来は有効数字表示に対応させよ うかと検討中です。 ButtonConfig は、ソフトキーに登録する機能をカスタマイズできます。デフォ ルトでは clear, past(=paste), copy の 3 つを使用していますが、ここの設 定でチェックをつけた項目の機能がソフトキーとして利用できるようになりま す。なお、clear については電卓のコア機能でカスタマイズされるべきではな いと判断し、ソフトキーからは消せないようにしています。 KeyConfig は、サブメニュー部における各キーの機能をカスタマイズできます。 カスタマイズしたいキーを選択し、その後キーに割り当てる機能を選んでくだ さい。なお、このソフトの仕様上、決定キーと # キーはカスタマイズできない ようになっています。 これらカスタマイズ機能を用いれば、デフォルトでは使用できない「00」「sinh」 「powr(n^m)」などが使用できるようになります。powrは2 つの引数 を必要とする関数ですが、このソフトでは「+」や「*」と同じ 2 項演算として 使用してください。「3^8」を計算したい場合は、「3」「powr」「8」「=」と 入力することになります。 演算精度については、整数の範囲では 9 桁まで演算可能です。精度は特に問 題ないかと思います。小数点以下は第 5 位までの表示を行います。内部的には もう少し高い精度を保っているので、9*1/9 のような演算を行っても特に問題 ないかと思います。 以上、長くなりましたがソフトウェアの使用方法についてです。