とある事情により、Skypeを使った環境で、 通話がかかってきたら自動でとりそのまま音やビデオを自動で垂れ流してくれるようなクライアントが必要となったので、 そのときに行った設定のメモメモ。
最初に、普通にSkypeのインストール・アカウント作成・ログイン・カメラ(キャプチャデバイス)の設定。次からが普通じゃないような設定です。
次に、カメラの設置から。次の画像のような感じに、何かしらの自動で動くもの(時計など)を被写体としてとらえ続けるよう固定しましょう。
私の場合は遅延時間も測定したかったので電波時計をおいています。
また、背後に何かしらのアピールできるものも置いておくと何かのためになるかもしれないです。逆に足かせになるかもしれませんが・・・
次は、自動応答設定。通話設定の詳細設定にある「自動応答」にチェックを入れ、かつ「通話中、ビデオを自動的に開始」にもチェックを入れましょう。
これで、通話がかかってきたら自動でとってくれるようになります。
ただ、これで満足していると、いざ開始してみるといろいろと困ります。
次は、退席モードを無効にします。退席中は自動応答してくれない(はず)なので、念のため外しておきます。
以下のように、一般設定の退席時間を0分にしましょう。これで、自動で退席にしないようにできます。
次は、オーディオ設定。オーディオ設定のマイクの項目で、通常の音声出力に使っているサウンドデバイスを選びます。
たいていは、スピーカーの側に表示されているものと同じものでいいはず。
これは、カメラに内蔵されているようなマイクからの音を相手に送るのではなく、mp3などの音をリダイレクトで相手に送るようにするためです。
このようにすることで、通話テストするときにかけた側で何かしらの音テストするときの適当な音源になってくれます。
これをしないと、せっかく自動応答してもちゃんと相手からの音が聞こえるかどうかの確認ができません。
次は、録音ソースの選択。ボリュームコントロール(プレイコントロール)から録音ソースを選択します。
アクセサリ->エンターテイメント(もしくは「ファイル名指定して実行」から"sndvol32")から起動し、オプション->プロパティから、録音の音量調整を選びOKを押します。
すると、こんな画面が出てきます。複数並んだ中から1つだけ選ぶことで、選んだソースが通話してきた相手に聞こえるソースとなるわけです。
どんなソースを選べるかはサウンドチップとそのドライバに依存し、録音ソースに選べるものの位置(Mixの位置)の自由度が変わります。
以下は、Sound Blaster Audigy Value 2 の場合です。
たとえばWinamp上でのMP3再生音をリダイレクトしたい場合は、Wave(ドライバによっては"PCM"と書かれているかも)を選びます。 再生リダイレクトを選んどくと間違いがないですが、やれることの自由度が若干下がるはず。
またこの設定は、Skypeのオーディオ設定にあるマイク音量のリアルタイムなメーターをみながら行うのが確実でよいです。
もし間違った録画ソースを選んだ場合は、いくらMP3を再生してもメーターが伸びないですし、
メーターが伸びっぱなしだと音量に問題ある疑いがありますし、そのへんを録画ソースと録画ボリュームを変えながら確認できるので安心です。
ちなみに、Skype上の「マイク設定を自動調整」と「スピーカー設定を自動調整」を外しておかないと、Skypeが勝手に録画ソースを変更してくれてはた迷惑を被るので要注意です。
そしてそして最後に、Skypeの通話画面から相手からの音の音量をゼロにしましょう。
相手からの音は、SkypeアプリケーションがWave(PCM)として再生します。
このため、この設定を忘れると、先に選んだ録画ソースにもよりますが、設定次第で相手からの音がそのままこちらからの音としてリダイレクトされてしまうことにします。
実際に通話開始したときにはじめて表示されるボリュームのつまみをゼロにするのを忘れないようにしましょう。
以上が私が試した設定になります。 もちろん、リモートデスクトップからリモート制御すればなんでもできるよとか、 夜になると暗くなるから部屋の明かりつけっぱなしにしないといけないねとか、 Winampから流れてくる音楽がアレなのでやめてくれませんか?と言われたりとか、 もっと検討すべきところもありますが、そのへんはまたおいおい試していくと言うことで・・・
まずは、性能低いこのカメラの買い換えからかな・・・
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