V601Tにはコンポジット(赤白黄)による映像の出力機能があります。それを使って花火大会の模様を無理矢理ライブ配信・・・できるかな?
実験した環境は、V601T→コンポジット→PCのキャプチャボード→WindowsMediaEncoderでライブ配信しました。
友人数名に見せたところ結構好評。。というかそもそもライブ配信自体があまり一般的ではありませんが・・・
V601TでコンポジットによるTV出力が可能なのは、動画(ハンディビデオ)再生・V-kara・Vアプリ・ハンディビデオ撮影時の計4シーンです。
ライブ配信というストリーミングであるため、無限にカメラからの入力を受け付けてくれるハンディビデオモードで行います。
もちろん実際に録画はせず、永遠とプレビューの画面をV601Tから流すことになります。
3分ほどで省電力のためか待ち受けに戻ってしまうので、2分おきくらいに何かボタンを押す必要があります。
TV出力モードとかの切り替えは説明書読んでください。ここでは省きます。
コンポジット出力された映像を、PCについたキャプチャボードで受け付けます。
んで、WindowsMediaEncoderを起動し、ライブイベントのブロードキャストからせっせと設定します。
このとき、入力をTVチューナからコンポジットに切り替えるのを忘れずに。
んでいざストリーミング配信スタート。カメラによる明るさ補正とズーム機能は利用できるので、PCの画面に映された映像を見ながら調整してやります。
カメラさえ固定できれば、後は2分おきに何かボタンを押すことを忘れない程度でほったらかしでライブ配信ができます。思ったよりも結構簡単にできちゃいました。
ただし注意点が2つ。1つ目は、電池をくいまくるので電源アダプタをつけた状態で行うこと。
2つ目は、ケータイの形が特殊でかつハンディビデオモードは横取りになるため、カメラを固定させるのが非常に大変であること。
画質に関しては、200kbpsほどのストリーミングで行ったためかさほど問題にはなりませんでした。音声は・・・配信した私自身が聞けなかったので詳細不明。
V601TでやらなくてもUSBカメラ買ってこればいいじゃないか、というツッコミが入りそうですが、まぁここはお遊びということで。
手持ちのDimage XtもUSBカメラ的に使えるんですが、USBカメラ時はUSBからの電池供給が不可能であること・今回は電池が切れかけだったことから断念。
コンポジット出力機能を持つケータイ、使いようによってはもっと便利な活用法があるかもしれません。
使ってみたときの感想や他の人のレビューを基に、V601Tの不可解な仕様を列挙します。
東芝の携帯電話の技術屋さんがたまたま見てくれて次回仕様変更の参考にしてもらえれば幸いです。
キーレスポンスが悪い
「これは処理に時間がかかる」とユーザが確信できるような操作でない限りキーレスポンスは極力悪くしない方がいい。
つまり、カメラ画像保存やJPEG変換・動画再生などには時間がかかっても仕方ないと納得してくれるが、
メールフォルダ、データフォルダ、マルチメニューを開くのに時間がかかるとユーザの不満を上げてしまう。
これら3項目は日常的に使う機能だからこそさらに不満になる。(設定画面は、一度設定すればそうめったに開くものでないので多少は優先度を下げていい)
個人的に考えるキーレスポンスの上限は、ボタンを押してから次のボタン入力を受け付けるまでの時間が0.2秒。
(マルチメニューに数字キーのショートカット機能が付いたが、そもそもマルチメニューを開くのに時間がかかる・・・)
Fメニューにも機能へのアクセスを用意
J-T51あたりから気になる仕様で、マルチメニューからしかアクセスできない機能があるのはマイナス。
今回マルチメニューが重くなってしまっているので、ヘビーユーザなら数字キーによるショートカットのあるFメニュー(と左右ソフトキー)を多用するだろう。
Fメニューは大昔からのインターフェースを継承しているせいか、F[0-9][0-9]の2段目のメニューまででも空いている項目が非常に多い。
F[0-9][0-9]のショートカット割り当てカスタマイズとか機能ごとの分類をしっかりしろとまではいわないので、
マルチメニューのみにある機能をできるだけFメニューにも割り当てて欲しい。
(余談で、F8がVodafoneliveの機能分類として復活してくれたのはうれしい)
数字キーによるショートカットを
ヘビーユーザほど上下キーを押してメニューから選択するのが煩わしくなる。F[0-9][0-9]と2段目までは数字キーによるショートカットがあるのに、
それ以降となるととたんに上下カーソルでしか選択できなくなるのはもったいない。
上下カーソルで機能を選択する画面の場合、できるだけ数字キーによるショートカットも用意して欲しい。
関連して、J-T51からマルチウィンドウ形式の表示画面を採用していいるせいで、一度に画面に表示できる行数が減っているのは非常に悪い。
いくらQVGAになったとはいえパソコンに比べるとはるかに解像度は低い(1/17)ので、ウィンドウ表示はあきらめて常に全画面を表示に使うようにして欲しい。
もう一つ関連して、V601Tではサイドキーがページスクロールに割り当てられているが、端末開いた状態ではサイドキーは押しにくいので、
これまでもあった「#/*によるページスクロール」も併用できるようにして欲しい(一部の画面ではできるようです)
カメラの設定が保存できない
機能面でもメガピクセルケータイに恥じないものを目指すなら、JPEGファインや保存先の設定は保存できてしかるべき。
警告表示やシャッター音だけ保存できてもねぇ・・・
理想は、次回カメラ起動時に設定をリセットするか継承するかを、項目ごとに選択できるような設定画面をさらに用意すること・・かな。
(所持Diamge Xtはそんな感じです。)
SMAF再生も着うたプレーヤなみに充実させて
今回からSMAFを再生するためには、ファイルを選んで右上ソフトキー選んでさらに「一周期再生」を選ぶ、という具合にボタン操作が増えてしまっている。
#と*で前後のSMAFへ移動できるのは便利だが、前後へ移動すると停止状態で開かれ再生音量はリセットされるので、続けて再生するのに不便。
ファイルを開く(前後SMAFへ移動する)と自動再生、このときのメニューで自動再生・1曲1周期・1曲リピート・フォルダ内曲リピートなどの設定を選べると便利。
欲張ると、この状態で端末を閉じてもサイドキーで曲を制御できるとうれしいな(サイドキー短く押すと前後の曲へ移動、長く押すと早送り・巻き戻しとか)
あと、ぜひSH並のMP3/AACミュージックプレーヤ機能も!
ステーション表示にWebブラウザを使うのをやめて
ステーションのメッセージ表示の画面、開くのと閉じるのに時間がかかる。これは表示にWebブラウザを使ってるためと思う。
ステーションのメッセージ表示時にカーソルの左キーで戻れないのも、
左キーはフォーカス的に左側にあるコントロールへフォーカスを移動するという機能を割り当てられているWebブラウザの仕様からくるものだと思う。
これらより、ステーションの閲覧の快適性が低い。
高機能化して起動と終了に時間のかかるWebブラウザは使わずに、
#と*で前後の新着メッセージへ移動するといった機能も付加した、軽い独自描画を採用して欲しい。
(でも、5xパケ機シリーズからすべてステーション表示は統一されたWebブラウザを使っているから、この点はキャリア側からの指示があるんだろうな)
配信レポートは即座に開いて
端末操作中に届いたスカイメールの配信レポートは、
今すぐ読めーるの機能なのか即座に「配信済みです」という画面がポップアップされ「OK」して終了となるが、
待ち受け画面の時は、わざわざお知らせ一発メニューに追加され、
そこからたどって送信メールフォルダ内のスカイメールのメッセージを開かない限り配信レポートを見られない。
配信レポートは結果見てOK押すだけの一瞬なのだから、待ち受け画面であっても「配信済みです」とポップアップしてOK押して終了となる方が便利。
・・・というか、もはやスカメは使われてないとか・・・
サブ液晶アプリ使いにくすぎ、ショートカット一部不便
サブ液晶アプリ、サイドキーに割り当てない場合はいちいち端末開いてサブ液晶アプリを動かしてからまた閉じて・・・とか、何を考えてるんでしょ?
それを差し引いてもいまいちの使い勝手のアプリばかりで使えません。
ショートカットは、赤外線関連、くーまんの部屋、ポケットデータベースといったマルチメニューからしかいけない機能に限って登録できなかったりと不便。
デフォルトで登録されているスカイメール・スケジュール・スーパーメールなどのアイコンを消せないのも痛い。
登録すればするほど今度はショートカットメニュー内から項目を探すのに苦労する。
アイコン種類で分類より登録名も併記してくれた方が選びやすい、もしくは数字キーによるショートカット割り当てもつける、などが欲しい。
並び替えができない
Vアプリ・お気に入り・ブックマークでの、登録項目の並び替えができない。
自由に並び替えられるようにして、かつ数字キーによるショートカットを添えれば管理がしやすくなると思われる。
批判してばかりじゃ東芝の携帯電話開発者の方も報われないので、いいとこあげときます。
- 1アドレス3メール・3電話番号になって助かった
- ショートカット機能自体は便利
- メール着信音、1-99秒or1周期選べるのはいい
- サイドキー長押しの機能のカスタマイズはうれしい、下側サイドキーのダブルクリックの操作にも何か機能を割り当てればさらに便利になるも
- メール着信音をグループごとに割り当てられるのはいい感じ、
- 辞書便利。J-T010はSDカード内だったのに今回内蔵させたのはすごい