Googleサマーインターンシップ

私の大学でGoogle Summer Internshipの説明会があった。で、そこで前回に続いて2回目の日本法人の村上社長のお話を聞くことができた。あくまでインターンがメインで来ていただいたわけですが、業界のダベリ話の方が盛り上がったので、そちらを。

まず強調していたのが英語力。日本人は技術こそレベル高いけど、英語の壁のために世界に羽ばたききれていない。だから、私(村上社長)のような人が団塊の世代でGoogleの社長なんかやっている、と。

日本も飛び級の仕組みを整えるべき。高校まででちんたら1変数微積教えて、それ使ったひねくりまくりの大学入試問題解いても仕方ない。微積線形フーリエ変換等をとっとと教え込んで、先の技術へ取り組んでいける環境を作るべき。

日本社会主義は崩壊すべき(すでに崩壊し始めている) 終身雇用・年功序列・護送船方式なんかじゃ、これから世界と戦っていけない。アメリカのようなベンチャー起業社会にしていくか、世界二位の経済大国をあきらめてのんびりと暮らす国にするか。

Googleは世界にまれに見るグリッドコンピューティングを実現している。ふつうのPCを何千台以上も組み合わせてシステムを構築している。たくさんあれば、壊れるコンピュータもコピーミスするコンピュータも出てくる(Failure and Error) あまり壊れないように日々祈っているらしい・・・じゃなくて、少々壊れても大丈夫なようにソフトウェアで多重化しているらしい。ちなみに、「Google File System」(GFS)に関する論文が最近発表されてるらしい。らるるんが描く勝手なGoogleアーキテクチャの図←一応技術説明に基づいて描いてます

Googleの言語別利用率では、英語半分2位にドイツ語で3位に日本語らしい。他の言語と違って自然言語処理のしにくい言語体系なので、長尾名誉教授のお弟子さん(具体的には奈良先端?)に力を貸して欲しいらしい。ただし、1台のパソコンで速く動作するアルゴリズム設計といったものではなく、1万台のパソコンでいかに大規模に処理するかという点で。

日本の携帯市場はまだとらえきれていないらしい。ケータイって、結局は形状が異なるパソコンにすぎない?パソコンにヘッドフォンつけて無線LANでIP電話対応させればケータイと変わりない?そんなとらえきれない市場にリソースをつぎ込むくらいなら、今はもっと別のことに取り組みたい。

IPOは社員一人あたり換算で4000億らしい。何度も聞き直したが、一人あたりで4000億らしい。もはや$なのか\なのかはどうでもいい感じがする(一応いっておくと円単位らしいです)

個人的には打倒MSらしい。GoogleはWebサービスの形ですべてを提供するのが最終目標で、もしそうなればクライアントマシンはWindowsみたいなごついOSは必要なくなり、かっるいWebブラウザさえあればいいという形態になる。

いでょ、いろいろとコメントつけたい項目もあるんですが、ここではあくまで村上社長の意見をそのまままとめるという方向に徹しておきます。インターンシッププログラム説明会ということで参加者はGoogleグッズをもらえたんですが、研究室に置き忘れて家に持って返るのを忘れたので、写真にとってうpるのは後日ということにさせてくださいな。ちなみに、Googleストラップはもらえなかった。誰かGoogleストラップください、もしくはもらえる方法教えてください。。

追記: Googleグッズをアップしときました。笛とボールペンと紙袋と微妙なシャツです。でもやっぱストラップが欲しい。。

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このページは、らるるが2004年6月26日 02:00に書いたブログ記事です。

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