2005年6月アーカイブ

ふつうのユーザに「アカウントとパスワード管理くらいちゃんとやれ」というのを強要するのは難しく、結局地道に啓蒙していくしかないのかなぁとか思わされる今日この頃。そんな中、私のいる某大学でとある事件がおきますた。

詳細は聞いていないんですが、どうやらテストユーザアカウントを使ってリモートログインされたらしいです。ええ。(某I研らしいです) ここで、その某I研の人らのアカウント管理がなっていないのなら自業自得と断言してあげますが、実はトラブルの現況はそこではなかったそうで。

大学の部署で一括して某NTTグループ会社からサーバを大量に(物理的に)レンタル契約してます。で、そのレンタルサーバにテストアカウントが残ったまま出荷されてたというようなものらしいです。運用のための説明時にはそんなテストアカウントの存在を聞いてなかったし、テストユーザを消すなりパスワード変更するなりの対処法が必要な旨をいっさい聞いていないです。ちゃんとしたサーバ管理者なら実運用するまでに変なアカウントがないかをチェックするでしょうが、世の中そんなちゃんとしたサーバ管理者ばかりじゃないですしねぇ。

そんなわけで、某NTTグループ会社といってもそんなもんなのかなぁと思い知らされた今日この頃です。(実際に働いてるのはさらに下請け会社だろうけど) ちなみに、うちの研究室は、プリインストールのRedHat Enterpriseなんて速攻で消して、Windows2003 Server入れて動かしていますが何か?(を)

仕事のできる人

[SlashdotJ] 今年の新人は使えますか?
本来なら今年の新人になってた私ですが、あまりにも落ちこぼれだったため、今のところは来年の新人となりそうな予定です。そんなわけで、知り合いの中には今年の新人が多いわけで、妙にインパクトのあるタイトルだなぁとか思ってます。

入ってきた新人が使えないのか、それとも上司が部下を扱えていないのか、どっちなのかを決めるのは永遠に無理なテーマです。しかし、金払って勉強している今までとは違い、金もらうために勉強するわけなんで、正直会社入ってやっていけるかどうかに対する不安は常にあります。

繰り返される「ブログとは?」論

これの続き。

私個人的には、小寺氏のブログとはこうあるべき論に非常に共感してます。その趣旨があって、飲み物日記には飲み物のレビューを連ねるという役割だけを持たせ、IT業界ピックアップニュースには巡回コースとなってるニュースサイトで印象に残ったり意見が書きたい記事を取り上げ、読者完全無視なメモにはメモ帳使い、この3つどれにもそぐわない(特になんだかよくわからない)話題にはこのらるるんちの日記と使い分けてます。だけど、公開されてるんだから分けりゃ何やってもいいだろとはならないんでしょう。なので、ここ(らるるんちの日記)とメモ帳はいわゆるpingサーバには登録してません。(SNSには日記として登録してます、すんません。たぶんここ更新したらすぐにgreeやmixiから数名が来るんでしょうけど。)

そもそもブログってなんなんや?という定義論では、「Weblog研究の現状」なんていう研究会の論文があります。定義なのかブログの持つ特色なのかよくわかんない要素がいくつかあげられます。

現状の世論的な視点から見れば、ブログとは所詮CMS(Contents Management System)なんだと思います。つまり、「日記」という日ごとの記事を単位としてサイトを構成するツールでしかないという意見です。CMSの持つべき機能として、Entryという単位による管理があって、EntryにはTitleとBodyがあって、Categoryを設定できて・・・その延長線上にRSS配信という機能があってと。

RSS配信という機能は重要な要素の一つで、RSSにより記事の更新情報や概要情報が流通します。つまり、RSSがあることで、1つのブログサイトという流通ではなく、大量のブログサイトという枠組みが完成します。わかりやすくいえば、ブログ検索エンジンはRSSが配信されてるブログしか相手にできないというわけです。

・・・とかとかいうと、RSSがなくても動くクローラはなんなんだとか、RSSを吐くけどブログでないものがあるとブログ検索エンジンはどうなるの?とか、ツッコミどころはありますが、それはおいときます。

じゃ、ブログというCMSを使ってサイトを作ればそれは何でもブログサイトなのかといえば、今回の小寺氏のコラム論に戻ります。つまり、こんなんこんなんこんなんもブログと呼んでいいのかという指摘です。(注: たまたま上位にヒットしたブログを載せているだけであり他意はありません) 私としては、小寺氏の指摘通り、公開してるんだから読者の視点を意識して何が言いたいのかをちゃんと書いてくれ、と思います。

ただ、(意識して)公開しているのか、(たまたま)公開されているのか、の意識の違いが大きいんじゃないんでしょうか。つまり、「公開しているんだから意見を主張すべき」という論もあれば、「勝手に公開してるだけで何が悪い」という論もあります。行き過ぎてしまうと、「主張したい意見がないならインターネットで情報を発信してはならない」とかいう過激論も出てきます。インターネットとは、皆が使えるようにしちゃっている反面、何人も「インターネットはこうあるべき」と主張しづらいんです。

「勝手に使っていい」となると2ちゃんねるのように皆が適当に使って収拾がつかない状態になります。あれはあれでいいんだという意見はおいといて。「こう使いなさい」というと誰も更新しないWiki状態になります。変な制約に縛られてまで情報を発信したいと思う人は少ない。セマンティックウェブの前提とするメタデータなんてその極まりで、世の中ウソを書いたメタデータが氾濫するとセマンティックウェブなんて破綻します。じゃウソかどうかをチェックすればいいとはいかなくて、誰がウソをチェックするんだ、誰がウソをチェックしていいと許可するんだ、オマエの許可なんて受けたくもねぇー、などなどの議論になります。論理学が進歩して機械が正しくウソチェックしてくれりゃ理想かもしれませんが、この実現は果てしないようです。(そこは「人工知能って本当に実現できるの?」論に行き着く)

話をまとめると、私の書くこんな文章を読みたいと思う人が一人もいなかったとしても、私が勝手に書いて何が悪い、ということです。読まないのは自由ですが、書くなとはいわないでください、おながいします。。

少し話それると、著者が読者を意識して読者が理解し安いように著者が文章を書くっていうのは、非常に難しいことです。著者は自分の文章の読者にはなり得ないから、自分でチェックしようがない。文章の読みやすさを客観的にはかるのも難しい。身近な人に主観的に判断してもらうより他はないんでしょう。

平均ウィルス感染期間

いいかげんウザイんで通報しますた。********-acca.osaka.ocn.ne.jpの人、W32.Netsky.D@mmです。
05/27 20:13 220.106.237.46
06/01 21:32 222.145.234.227
06/01 22:59 222.145.234.227
06/01 23:00 222.145.234.227
06/02 21:36 222.147.117.148
06/03 21:32 221.191.165.142
06/03 23:42 221.191.165.142
06/04 09:54 220.111.172.49
06/04 23:33 221.191.163.242
06/04 23:36 221.191.163.242

ぢつはこいつには相当むかついてます。っていうのも、もうウィルスメールを送りつけている期間が長すぎるんですね。「長い」ってっても抽象的すぎるんで、ログを参照してみますた。確認できた最古が「05/04/25 22:38(222.145.241.108 )」です。実に1ヶ月以上もウィルスを飼ってるんですね。すばらしいです。

・・・感心してる場合じゃないや。Symantecのページによると、他のNetskyと比較して以下のような特徴があげられます。
・C:〜Z:全体から送信先メールアドレスを収集
・他のウィルスの常駐をはずす(レジストリRunあたりの改変)
・2004年3月2日(火)の午前6:00〜8:00にビープ音を鳴らす
・起動時に1回限りウィルス付きメールを送る

これにより、起動時はやたら重くなるけど、数十分もほっとけば収まるという挙動になるかと思います。確かに初心者は気づきにくいよな・・・世の中のゾンビ化しているPCって、こういうやつが多いんだろうなぁ。

とゆーわけで、もし該当者がこの日記を読んだ場合、rarul@rarul.comに反省文を送ってください。記念にこの日記で反省文を公開します。・・・ってっても、たぶんそんなにこのサイトの身近なところの人じゃないんだろうし、こんな日記を見ることもないんだろうなぁ・・・

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