「Winny事件を契機に情報処理技術の発展と社会的利益について考えるワークショップ」

http://www.ipsj.or.jp/01kyotsu/workshop/winny/winny_workshop.html
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/06/28/3670.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/28/news023.html

「P2P技術は研究による今後の発展が・・・」「結局著作物を違法にやりとりしているんだろ」という水掛け論になりがちな話題ですが、それを真剣に検討するワークショップが開催されました。Winny作者逮捕劇がなければこんなワークショップも開かれることがなかったんだろうと思うと、少々複雑な感じがしますが。

「著作権保護団体にも参加を呼びかけたが、参加を見送るとの返答があったという。」というあたりが少々残念。P2P違法コピーでこれだけ損害受けてるんだとか社会での利用状況アンケートだとか示せるものたくさんあるのにねぇ。こういうところでアピールしていかないと、結局は世間から敵と見なされてしまうばかりになってしまいますよと。

技術的にプアな面を指摘している人もいるみたいですが、それなりに考えたことをそれなりに動くものとして仕上げた点で、「Winnyには斬新なアイデアがいくつも入っており、日本が世界に誇れるソフトウェアだと思う。」という日本IBMの丸山宏氏の意見に賛同しときます。というか、それくらい日本発のソフトウェアが少なすぎ。

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このページは、らるるが2004年6月29日 05:30に書いたブログ記事です。

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