たとえば、プライベートLAN内にWebサーバが立っていて、ルータのStatic NATを使って外部に公開しつつも、LAN内部にいる自分のPCからもこのサーバにアクセスしたいような場合です。外部向けにたとえば「www.rarul.com」なんていうホスト名をDNS登録していた場合、外からは「www.rarul.com」でアクセスできるようにするわけですが、LAN中から「www.rarul.com」とアクセスするとほとんどのルータでは正しくアクセスできません。
そんなとき、%windir%\system32\drivers\etc\hostsファイルを編集しましょう。デフォルトで「127.0.0.1 localhost」とか書いてあるので、これにならって改行はさんで「192.168.1.111 www.rarul.com」とか書いてやると、書いたマシンからはwww.rarul.comへのアクセス時にDNS参照せずここで設定したやつを優先してくれます。これで、中からも外からも「www.rarul.com」でアクセスできるようになりますよ。
一部ルータ、噂ではYAMAHAあたりのらしいけど、そいつはLAN側からWAN側に割り当てられたIPアドレスでアクセスすると、あたかも外からアクセスがあったのと同じようにルーティング処理をするようで、こういう機能を持っているなら、先のような場合でも問題ありません。