テレビCMの変化のきざし

今年もテスト・ザ・ネイションが放送されるってことで、某コミュニティからの圧力に屈し、しぶしぶ番組見てやりました。結果は・・・ナイショ。

んで、この番組中に驚いたのがこれ。番組の途中に入るCMそのものを問題の題材にするというやつ。どれだけ視聴率のいい番組であろうとも、しょせんCMはCMです。普通の人はそんなに注視して見ないわな、よほど興味のある商品なりサービスなりタレントが出ているでない限り。それが、1分間・4つのCMを見てもらった後そのCMに関する記憶を尋ねる問題が出るとなれば、CMに興味を持ってる変人以外の普通の人もCMを一生懸命見てくれます。これは非常にうまい手法だったといえると思います。

番組と間のCMとの融合という意味でちょっと別の例を。昔あるある大辞典(IIになる前)で肥満特集をやってる回がありました。その番組の中で「最近脂肪が体に付きにくい油が開発されてきたりしてます」という情報紹介がありました。んでその直後に「花王・エコナ・ジアシルグリセロール・体に脂肪が付きにくい」というあからさますぎるCMが流れるなんていうのがありました。

「あるある」の場合はCMが番組にあわせた感じ、「テスト・ザ・ネイション」は番組がCMにあわせた感じ、ということで両者は微妙には違いますが、いずれにしても番組内容とCM内容の関連を強めているという例にはなるかと思います。

まぁ奇しくも、今回の「テスト・ザ・ネイション」は「CMカットが著作権違反になる」可能性のある例かと思います。CMオートカット付きレコーダだと今回の「テスト・ザ・ネイション」は番組制作者の意図通りには見られないですしね。

今日のニュースですが、TiVoでテレビCM検索機能が提供されるなんて話が入ってきています。テレビ番組のCMのあり方には、もはや変わらざるを得ないくらいの圧力がかかってきているのかも。

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このページは、らるるが2005年11月29日 17:11に書いたブログ記事です。

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