Vine Linux 2.6r3で深刻なバグが報告されてます。・・・ってってももう10ヶ月ほど前ですが。
公式サイトの更新・障害情報によると、ext2/ext3でのフォーマットの種類の違い(dir_index)により、メンテツールであるfsckが最悪の場合パーティション内のデータを破壊するおそれがあるというもので、これが原因で速急に2.6r4が出たそうです。へぇ。昨日まで知らなかった。そう、昨日まで・・・
1年以上使ってるんでそろそろパーティション内のファイルシステムチェックでもしようかなと思い、始めてfsckを実行してみました。うん、なんかエラーいっぱい出たぞ、読むのだるいから後でいいやと思い「exit」しようとすると・・・あれコマンドがないぞ。ls, cdなどさっきまで使ってたコマンドはあるもののcurrent directoryがまっさらだったりと。ちょっと怖いと思い再起動「shutdown」・・・もコマンドがない。おいおい。
まだこのころは、マウントに失敗しただけかなと思い何度か再起動してみるものの・・・kernel panicとか出てこりゃ厳しそう。いろいろと検索してみてVine Linux Thread 其の25(dat落ち中)で次のような記述を見かける。(633)
もしや fsck すると ext3 のファイルシステムが壊れるってやつに引っかかったとか?(゜Д゜ ズガーン .... . . . . . こっこわれるってなんすか?詳細はvine-usersのMLへ。かすかの望みをかけて、VineLinuxのCDからレスキューモードで修復を試みる。修復自体結構時間かかりましたよええ、あまりに時間がかかって作業の続きは夕食後に。
眠い目をこすり作業再開、遊んでるLinuxマシンがないので、Windows上でext2を読めるツールを使いWindows上でささ作業開始。。IDEのつなげる場所とかジャンパを間違ってて初回はHDDを認識してなかったという愛嬌の後いざExplore2fsでhda2をのぞいてみると・・・・lost+foundディレクトリしかありませんでした、なんじゃそりゃ。
とりあえずWindowsマシンへファイルを全部サルベージするも、lost+foundからサルベージした1万個近いファイルをどう処理すればデータが復旧できるか・・・・悩みましたよ、Windows上でgrepするも全然実用的な速度で動いてくれない&適切なキーワードもわからん。次は極窓を使って拡張子で判断してやれってことで実行すると、約半分のファイルを識別してくれた。zipやjpgはまぁいいものの、cとかhtmlとか判断されても微妙なんすよねぇ、結局中身見ないとわからんし。
ファイル判定が難航するので、ちょっと前のミラーバックアップから復旧する・httpd.conf/main.cf/smb.confの設定はまたはじめからがんばる、ということに自分を納得させサルベージをあきらめる。そもそもlost+foundへ修復すらできなかったファイルもあるだろうしね。何が修復できなかったのかすらわからんし。
というわけで、Vine Linux 3.0で再インストールを決意し、再構築やら含めてrarul.comサーバが一応使えるとこまで復旧したのが今というわけです。ああ24時間前の悪夢が・・・・<再インストール編へ続く>