子供とインターネット

子供による凶悪犯罪が起こるたびに、ワイドショーではやれ暴力や出会い系やアダルトやといったコンテンツの視聴制限といわれて久しくなりました。ワイドショーは批判するだけで具体的な解決法を考えなくていいので楽ですね。今回はそんな中でもインターネットのコンテンツについて。

某長崎の小学生による同級生刺殺事件から急に、子供はインターネットを使うべきでないとかうんぬんといわれ始めました。読み書きそろばんから英語パソコンインターネットになった今日、パソコンとインターネットをさわらせないというのはもはや無理だろう・害より利の方が上回るだろうってなのが個人的考えです。

で、そんな社会倫理論は私の専門でないので他の人に譲るとして、ここでは具体的にどうイケナイコンテンツの視聴を制限するかについて。そんなテーマで「有害コンテンツから子どもを守れ!(前編)コンテンツフィルタはどれだけ有効か?」(清水理史の「イニシャルB」)っていうレビューが上がってます。この方はなかなかいいこという記事が多いんでよく読ませてもらってます。

結果からいってしまえば、イケナイコンテンツのフィルタという機能の需要は潜在的に非常に大きいんで、この記事で言うProxy形式のサービスが今後ふくれあがるんじゃないかと考えています。なんてったって、全国何百万もの小学生を抱える小学校という大手法人があるからね。中学となるとちょい微妙、高校は野ざらしでほっときゃいいと思います。美祢市立麦川小学校
は@Niftyの「コンテンツフィルタリングサービス」を利用している
んだそうで。

メールとWebに関しては上記のようなフィルタリングサービスが普及することでしょう。で、それ以外はどうなの?というあたりで語ってみます。手っ取り早いのはメールとWeb意外は利用できなくしてしまうこと。インターネット利用のうちの95%くらいはメールとWebなので、他はどうでもいいやと片づけてもあまり影響ないですし、実際。

それ以外としては主に、ネトゲ・MSNメッセなどのIM・IRCがあげられると思います。まぁおおまかにいってしまえばコミュニケーションに特化したアプリケーションですな。電子掲示板やWebチャット・メール交換でもコミュニケーションツールとして使えなくはないですが、IRCやIMははるかに特化してるんでその分使いやすいですしね。ってことで、Webとメール以外を規制するかどうかは、会ったこともないような人(場合によっては小学校同士)とのコミュニケーションを重視するかどうかということだと思います。

いうまでもないと思いますが、情報収集やネットショッピングやオークションはすべてWebに分類されますよ。インターネットの用途あたりより。

となると、先に挙げたコミュニケーション摩擦が生んだ事件に戻ってしまうわけですが、コミュニケーション・言い換えれば対人関係の構築は教育の重要な要素の一つだと思います。ハガキにしろ固定電話にしろケータイメールにしろIMにしろ、結局時代に合わせたメディアによる対人関係の構築ができないとダメなわけです。それを小学校で行うべきかどうかはさておいて。まぁ小学校じゃないと行えないとは思いますが。中学以降だといわゆる勉学が忙しくなりますし。

っつわけで、小学校でMF(モンスターズファンタジー)やってる生徒を見つけても、先生怒らないでね(ぉ)

ん?麦川小学校のホームページYesterdayのアクセス5とか書いてやがる、uze-uze、slashdottedしてやるーー(謎 この日記にslashdottedほどの影響力はないか。

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このページは、らるるが2004年7月14日 02:34に書いたブログ記事です。

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