「アルファブロガー」という言葉だけが選考してしまいそのまま出てしまったという感じの本です。世間ではアルファブロガーがさぞかしすごい存在であるかのように扱われてしまっている気がしないでもないです。話がそれた。
11人のブロガーへインタビューを行いそれをまとめた本です。この11人は投票で選ばれたのかな?なんとなくたまたまこの11人が選ばれたという感じがします。日頃ネット散策をしているような人ならば、この11人以外にもアルファブロガー候補がたくさんいることはわかるでしょう。
で、それぞれのインタビューの中身なんですが、11人分を入れるということでどうも1人当たりにさけるスペースが限られてしまっているというのが惜しいところです。みんなの考え方をちょっとずつかいつまんで並べてみました、という構成に見えてしまいます。本の厚さ4倍になってもいいからもっと徹底して書いてほしかったなぁ、とかいうと贅沢か?
インタビューの中にいくつかの共通の質問を入れるとか、インタビューを終えて何か1つの見解をまとめるだとか、そういう要素がないです。なので、これを読んで「アルファブロガーとは***なんだ」という確信が得られる、と思ってはいけないです。
逆に、11人11色の多面的な考えをちょっとずつでもいいのでのぞいてみたい、って人向けの本ですな。