選民思想

あなたは選ばれし者だ。なぜなら、あなたはあなた以外の何者でもないからだ。私はあなたではないし、またあなたは私であるわけがない。「人類みな兄弟」とよく言われるが、兄弟だって一心同体であるわけがない。(そういや、ベト・ドクは、同体ではあるが一心でない、ってことになるのかな、まぁそれはいいや)

また、あなたは一度も死んだことがない。これまで数多くの人たちが生まれそして死んでいったが、あなたは例外だ。これまでの数多くの死んだ人たちとは違って、あなたは特別な存在であるといえる。

さらに、あなたは唯一の存在だ。あなた以外にあなたが存在するわけではない。あなたが、他の人から、他の人と同様の存在と見なされるのは窮屈だ、と考えるのは当然だ。なぜなら、あなたは特別な存在だから。

そんな特別なあなたが、他の人により作られた法律や規則をなぜ守る必要があるのだろう。あなたは特別なのだから、あなた自身のために行動すればいい。他の人を傷つけたとしても、あなた自身が直接痛みを覚えるわけでもない。なぜ「他の人を傷つけてはいけない」などという他の人により作られた規則を守る必要があるといえようか。

あなたは特別だ。あなたの存在しない世界などない。あなたが存在しない世界を望むやつは、あなたの世界から消してしまえばいい。他の人はあなたとは違う。他の人をどうしようと、あなたが直接痛むわけではない。

・・・というようなことを妄想している人っていうのを妄想してみたのでメモしておきますね。上記のような思想は非常にアブナイ人に直結してしまいますので、上記のような思想のご利用は計画的に。ちなみに、上記のような妄想を厳密に否定しようとすると、自己の否定にまでつながるので、そのへんもご注意ください。

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このページは、らるるが2006年11月 5日 03:40に書いたブログ記事です。

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