「ウェブ時代をゆく」を読んだ

前作「ウェブ進化論」の続編。前書が "ネットで社会がどう変化するか" が中心だったのに対し、本書は "変化する社会でどう生きるか(特に仕事と趣味の面)" が中心です。

結局のところ、変化する社会の中で登場する「新しい職業」が具体的にどのようなものなのかは、やはり最後まで曖昧なままです。まぁ、それを厳密に定義できればそれはもはや「新しい職業」ではないので、当然って言えば当然でしょうけど。

個人的には、現在の社会の変化点が当たり前のものと感じられてくるのが「2015年から2020年あたり」で、今の40代後半までが社会の変化点を意識しなくて済む「逃げ切り世代」(P198)、と予測されているのが気になる点です。うーん、どうなんすかねぇ。私自身は、もはやGoogleのない生活など考えられない("インターネットのない"はもはや当たり前)段階まできてしまってます。

後は、私自身が今本書の言う「古い職業」に完全とっぷりな組み込みプログラマやってるってを常に意識させられました。私は、どっかのにとよん(最近はリンク張るならこっちの方がいいかな)みたいに音楽やったり絵を書いたり文章書いたりするのはまるっきしダメな人間なので、この職業の分野をどれだけ貫けるかってのが付きまといます。・・・電卓すらまともに作れないやつが本当に大丈夫なんやろかと。

著者梅田氏が執筆に手間隙かけているため、非常にまとまりのよい内容になってます。前書「ウェブ進化論」同様、まずはとりあえず読んどけ、とこでしょう。

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このページは、らるるが2007年12月 1日 07:53に書いたブログ記事です。

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