もう一生コピワンでいいんじゃね?

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[Internetウォッチ] 「ダビング10を人質にはしていない」権利者側が補償金問題で会見
[Internetウォッチ] 補償金の対象機器追加は「消費者に不合理な負担」、JEITAが受け入れ拒否

それ系のニュースをそれなりに漁っている人なら今更の話題ですが、ダビング10と「iPodにも補償金」の問題がこじれまくってます。この様子だと当面(=半年以上)は平行線でしょう。私自身がかなり関係者であることはあえて承知で、かつ今まではかなり慎重に私なりに考えていたという前提で、後生の私のために書いておきます。

放送については、無料放送にDRMとか、アフォとしかいいようがない。そんなことをやっているのは日本だけ。B-CASで韓国や台湾でののぞき見を防ぎつつテレビのコピーの海賊版が出回るのを防ぐ、とか考えてる暇があれば、とっとと H.264の導入とか検討しろ。テレビ放送に関しては補償金も必要なし。ただし、映画など後にコンテンツを売り出す予定のものは、売り出す義務を負わせた上で放送にはコピーネバーなどの適切な対応を柔軟に使うべき。ちなみにB-CASは利権団体と呼ばれても仕方ないと思う。

音楽に関しては、私的録音を徹底的に制限し、その代わりDRMつきの音源を手軽に買える環境にすべき。コピーは一切不可の代わりに、PCで聞くために100円、ポータブルオーディオで聞くためにさらに100円、ケータイに転送するためにも100円、という具合に細かく課金すべき。もちろん補償金はなし。あとレンタルCDも認めない方向で。(ただ一気にこういうシステムには移れないだろうなぁとは思う。)

コピーコントロールでもめてたり、PC向けチューナ上では編集できなかったり、停波まであと3年ちょいなのに未だにスタートしてない地域があったり充実しない中継局だったりと、個人的にはもはや2011年7月24日のアナログ停波をあきらめたか、デジタル化とともに心中するつもりとしか思えません。

まぁ自滅するのは勝手なので、補償金という名の事実上の税金を勝手に増やすのは勘弁もらいたい。あと、一度はまとまりかけた話をあえて蹴ったJEITAには、今後とことんやってもらいたい。

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このページは、らるるが2008年5月31日 03:21に書いたブログ記事です。

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