「プログラマ」って何する職業?

プログラマってのはプログラムを作る職業で、コンピュータはプログラムがなければタダの箱で、つまりプログラマってのはコンピュータを動かすためのプログラムを作っているんだ。

っていうのはごくごくありふれた答えで、こんなのでプログラマが具体的に何やっているのかがわかるわけもない。

プログラマと一口に言っても具体的に何やってるかでさらに細かく細分化でき、汎用機屋さん(銀行とか)、システム屋さん(特定企業の特定業務に個別化)、数値計算屋さん(物理シミュレーション)、アプリ屋さん(PC上のアプリ)、Web屋さん、組み込み屋さん、あたりかと思う。(分け方は人によって大きく異なると思われる) また、それぞれの境界がはっきりしているわけでもない。また、別の担当を兼任していることもある。(システムインテグレータ、システムエンジニア、回路屋さん、デバイス屋さん、デザイナ、データベース屋さん、ネットワーク屋さん、など)

プログラマが職業として成り立つには、プログラマの作るプログラムを使いたいと思い金払う人が必要で、金払う人はそのプログラムを使って払う金以上の価値や効率を得られる必要がある。金払う人が価値や効率を得るための手段がプログラムを使うことであり、もし他の方法があるなら別にプログラム(やコンピュータ)を使う必要はない。そこまでを見据えた上でプログラムを作る「プログラマ」は仕事人としては優秀かも知れないが、それはもはやプログラマではないはず。

今私は、分類でいうなら組み込みプログラマとして仕事している。ただ、組み込みってっても実際には、数十MBのDRAMが平気で使えて、組み込みじゃないLinuxが動いて、POSIX準拠のシステムコールが使え、時にはプロセスサイクルを図示しないと訳わからないほどの数のプロセスがいて、プロセス同士がデバイスの取り合いや殺し合いをする、普通のPC-Linuxに近いものを対象にしている。また、立場では下っ端なものの、今のハードではソフトの要求仕様を満たせないと警告出したり、ハードの不具合を指摘したり、プロセスの振る舞いについて検討したりもしている。一方で、オシロスコープは絶対に握らないという組み込みプログラマにはあるまじきポリシーを貫いていたりもする。

今のままいけば、あと数年働き続ければ開発の中心メンバになれるという手応えはある。そのときは、今以上に他のことを気にしながら仕事を進めないといけなくなる。でも待てよと、それって上でいう、もはやプログラマじゃない状態になっていないかと。

今から○年前の高校時代は、漠然とプログラマになりたいという目標を持っていた。今はどうかというと、○○プログラマという細分化された枠ではなく、広くプログラムと名のつくものを手がけられる技術を身につけ続けたいと思ってる(多少無茶はあるだろうけど、一応の目標として) ただ、今の職のままでは、間違いなく組み込み系に最適化された技術しか身につかないだろうなぁと思う。現状でも、Ajax? Flex? Silverlight? ナニソレ? に近いし。

id:quintasid:ki2neko 見て思ったので、まとまりがないけど書いて残しておこうっと。

にしても、もう若者にゃ勝てないなぁと思いつつ、中学や高校時代からコンピュータやっときゃよかったと思う。私が高校自体には、Intelついに100MHz超えとかいって(略

あと、「転職フラグキタコレ?」とかいう類のコメントは書かないように。。

このブログ記事について

このページは、らるるが2008年10月 6日 01:49に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「初音ミク・鏡音リン・レン☆ボーカロイドを楽しもう」が届いた」です。

次のブログ記事は「ヤター、32GBフラッシュなプレーヤ手に入れたよ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 7.9.0