「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」なんてよく言われますが、そんな科学を操る科学者は、いわば魔法使いです。
もし科学が信用を得ていないというのが常識とされる社会なら、科学者が扱う魔法なんて得体の知れないものでしかないです。いくら科学的手法で客観的事実を積み上げた魔法であっても、その手法や考え方が信用を得ていないので、やはり得体の知れないものでしかないです。
中世では、得体の知れない魔法を使って悪いことをする魔法使いをやっつける魔女狩りが行われていました。得体の知れない魔法なので、それを使って悪いことができるのかどうかもわからないはずなのですが、まぁよくわからないもの・理解できないものを攻撃するのはよくあることなので。。(魔女狩りについては、そんな簡単な話じゃないという論があるという前提で、あえてつっこまないで。。)
もし現代において科学が信用を得なくなったなら、科学者は得体の知れない魔法を使うので悪いことをするやつ、と認識されてもおかしくないでしょう。果たして科学は今信用を得ているのでしょうか。それとも、実は科学の顔をした悪魔が信用を得ているのでしょうか。
なんてことを、[SlashdotJ] テレビ朝日の報道ステーションでホメオパシーを紹介を見て思った。もちろん、何が神で何が悪魔かなんて、簡単にわかる(というか決められる)問題じゃないけど。