「ヴァーチャルと現実の狭間で」

なんだって、窮屈で退屈な現実(real)より、妄想で思い通りの世界を描く仮想(virtual)の方が楽しいなんてことはみんなわかっている。人間関係で悩み簡単には逃れられない現実世界よりも、思い描いた通りのストーリーを創造して体験できるエロゲのような世界の方が楽しいに決まっている。

ただ、そんな仮想の世界で楽しむ裏では、仮想世界と現実世界の架け橋を提供する人々の苦労がある。エロゲだって、様々な中の人の努力があって始めて完成する作品なのだ。あまりにも現実世界とかけ離れた仮想世界を描くと誰もついてこられないし、現実世界に近すぎると仮想世界ならではの楽しみが薄れてしまう。仮想世界が楽しいものであるには、現実世界との適度な距離を保つよう調整する努力が不可欠なのである。そんな人々の苦労を歌ったのが以下の作品である。


・・・とかいうアフォな内容のことを、仮想アドレスにDMA転送してページまたいじゃってあらぬところのメモリをつぶしてしまっていた某ドライバのバグ解析をしている間に妄想していた。もちろん頭の中では「Innocence」がループしていた。うん、素晴らしい歌詞だよね。

ヴァーチャル(仮想アドレス)と現実(物理アドレス)の狭間(MMUが作る連続ページの境目)で
私(DMA転送用のドライバ)は生まれ(スクラッチで書かれ)愛されてきた(「DMA転送のコピーはえぇ!!」)
リアルな世界(物理アドレス空間)は複雑すぎて(「仮想連続が物理連続でないだと?」「キャッシュpurge忘れだと?」)疲れちゃう(「オレのバグじゃないのに・・・」)
ただ素敵な(正確な)歌(データ)が聞きたくて(ユーザプロセスでreadしたいだけなのに)
みんな私(ドライバ)を育ててくれた(「またバグかよ」)
(DMA転送ドライバだけでなくNICドライバにもバグがあるだと?readしたデータをnfsごしに書いて確認してたオレっていったい・・・)
今(バグが再現しない間)だけお願い夢をみさせて (帰って寝ていいよね?)

ひねりが足りないな。また出直してきます。

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このページは、らるるが2009年10月31日 23:50に書いたブログ記事です。

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