パソコンを使い慣れない人の奮闘記の記事がITMediaにあがってたりするわけですが、いわゆるデジタルデバイドってなんなんだについて考えてみたい。
デジタルデバイド(デジタルディバイド・digital divide)とは、よくある解説では、「情報をアクセスできる人とそうでない人との間に起こる経済的(貧富の)差」とか書かれている。でもそれは違うだろと。よく県別のインターネット普及率と所得ランキングを比較して「ほら似てるでしょ?」とかいう人は多いけど、じゃそれじゃいわゆる田舎ではインターネットに接続できる環境に恵まれてないのかといわれると、実際はそうでもないでしょと。
つわけで調べてみました。島根県のインターネット接続カバー率。島根県のページによると市町村レベルで95%・世帯レベルで97%だそうです。高っ。島根県フレッツADSL提供状況を見る限り低いように見えたが、CATV類ががんばっているようで。そんなわけで、少なくともインターネット接続をしようと思えばできる環境にはあるわけです。
で、次は普及率のほう。ビデオリサーチ社によると2003年5月で52.5%ってことで、おおがんばっとる。一番低いのは宮崎のようです。むむ、となると、こと日本においては地域ごとの格差はそこまで問題じゃないようで。島根でできてるのにあまりできてない鳥取や特に九州は努力が足りないってことで(ぉ) ちなみに旭町でのADSL利用料金は「タダです」 ariehen
問題なのは世代別普及率のようです。総務省の資料によると、60代と20代で倍以上の差が付いてます。3倍いってるんちゃう?先のように利用しようと思えば利用できる環境にありながら使ってないのは、主に「利用する必要がない」からだそうで。
本当に必要がないのかどうかという問題はさておき(必要ないなら親がオレに「調べてくれ」とかいうわけがない)、デジタルデバイドの現状は、享受してない人にデジタルデバイドの危機の認識がないのが根底のようで。50代や60代でバリバリ使ってる人のご意見を一同かがってみたいもんです。