ケータイの不具合なんとかならない?

V601Tの不具合で修理対応というアナウンスとなったわけで、ウハウハ・・・じゃなくて(´・ω・`)ショボーンとしている今日この頃です。というか寝起きです。まぁこういうことになったということ自体は別にかまわんのですが、こういうことになったということが最近多すぎるのが気になるわけです。

ケータイウォッチで調べてみただけで、P900i, SH900i, P900i, N900i, F900i, P252iS, A5503SA, A5502K, A5403CA, A3011SA, A1305SA, TK41, AH-K3001Vが不具合発表されてます。で、多くの端末では発表されずにそのまま「仕様」と片づけられることも多いようです。

で、今の流れとしてはパソコン等と同様に、ユーザが後から不具合を直したバージョンのソフトウェアにアップデートできる機能を端末にもうけるという感じです。おかげで、キャリアは不具合を認めやすい環境となり、ソフトウェアアップデートになじみあるユーザにはメリットとなるでしょう。

でも、ソフトウェアバージョンアップなる機能になじみののない人にとっては、なんでそんなものする必要あるの?不具合ならメーカが交換しなきゃダメとなり、そう思いこんでいる人が多いのも事実。Microsoftが必死こいてWindows Update の必要性を説いているのも、そんなものが必要であると思ってくれる人がいかに少ないかということを物語っています。

また、後からソフトウェアをアップデートすればいいやという安易な気持ちで新製品発売を決定するという流れが起きてしまっているのも事実。高い金払って発売し立ての製品を買い不具合・仕様を徹底的に洗い出したユーザはアホで、後から安い金でバグが直されきった製品を購入するユーザは賢い、そんな見られ方もあります。

一方で、最初に不具合だらけの新製品に飛びつくユーザの中でも、不具合を調べ尽くし使いにくい不可解な仕様を洗い出し、メーカによるソフトウェア更新の項目を洗い出すという具合にメーカに尽くしてくれるようなユーザもいます。メーカにとってはそんなユーザは貴重で、ベータ版のまま無料でリリースしてそういうユーザを集め不具合・使いにくいところを洗い出してもらい、それを受けて修正したバージョンで製品化・商用サービス化にこぎ着けるというような流れが、特にネットワーク型ゲームで一般化しつつあります。

何が言いたいかというと、そういう不具合の洗い出しに貢献してくれるようなユーザをメーカで囲い込み、そんなユーザを使って発売前のフィールドテストをもう少し大規模に行うことで、発売後に不具合で交換・修理となってしまう事態を減らせるんでないかというわけです。ネットワークゲームと違い物理的製品を用意する必要があるので、誰でもいい大規模に集めるというわけには行きません。いかにそういうユーザを探し出してかつメーカで囲い込むか。そんなマーケティング・サポートが今後は重要になってくるんでないでしょうか。オンライン出版社で記事を書くことが多いような記者に試用品を渡してレビューを書いてもらうなんてのがこれに当てはまると思います。現状は、アンケートにしても試用にしても、無差別に町中から集めるというのが多い気がします。

このブログ記事について

このページは、らるるが2004年7月23日 00:17に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「マルチメディアケータイ」です。

次のブログ記事は「落雷サージってこわい」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 7.9.0