スパム送信者の思うつぼ

「rarul@rarul.com」(真ん中の@は全角になっておりますご注意)というメールアドレスをrarul.comサイト内にたくさん書いているせいもあってか、ここ数ヶ月は毎日のようにスパムメールが届いて大変なわけです。メールのヘッダを見てあまりにもひどい送信元に対してはメールサーバレベルで受信拒否をさせていますが、それでもやはり限界があります。で、なんか他に方法はないものかと思い、スパムメール本文に書かれている「配信拒否はこちら」の信用できないメールアドレスの文字列にてGoogle検索してみるわけですが・・・なんじゃこりゃと思うことが多々あってこの記事を書いてるとこです。

なんつーか、届いたスパムメールの内容をそっくりそのまま貼り付けているだけのブログのなんと多いこと。おまえら何も考えずにベタベタ張ってるだけなんかと、もっと建設的なことをするつもりはないのかと、そんなことやってると結果的にスパム送信者の本来の目的である「広める」ことを手伝ってるだけじゃないんかと、まず思うわけです。結局のところなんかの情報を得ようと思うとこういったよくある対策情報のページに行くしかないわけで。

Googleでこれだけたくさんのスパムメール本文がヒットするということは、要するに技術がスパムを排除するに十分ではないとも言えるんじゃないかと思うわけです。やれセマンティックウェブだ、やれ意味構造付きXMLだとかいってても、結局スパムみたいなどうでもいいものを排除しきれないんですよ、今の段階では。「未承諾広告※」なんてのは世の中悪人含めて全員がウソつかないという前提に立った対策でしかなく、ちょっとウソつけばいくらでも回避可能で、From偽装しかりメーリングリストに装うしかり「配信停止はこちら」といいつつ生きてるアドレスをチェックするしかり。

セマンティックウェブの思想を見る限り、誰がこんなにマメに意味づけや同定を記述するんだろうかとよく疑問に思うわけで。全員が正直に情報を記述してくれれば確かにうまくいくかもしれないけど、誰かがウソついてそれ利用してスパムのようなことやっちゃえば、それだけで根底から崩れます。例えば「エージェントは嘘を言ってはならない。」なんてのは前提が間違っていて、世の中ウソつくやつがいるから、こんな原則を守るエージェントが使い物にならなくなる可能性があるかもですね。

結局のところ、悪者探しではなく、善者探しをしていくしかないんかなぁと考えてます。でもそれだと、どこの誰だかよく知らない人から届いたメールはいっさい読まないともなりかねない。うーん。

いつものごとく、私の書く記事はまとまりの悪いこと。いいたいことが伝えられない人でごめんね。

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このページは、らるるが2005年4月17日 18:48に書いたブログ記事です。

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