なかなかに、滅多に見られない、おもしろいものを見せていただきました。詳細は[PCウォッチ] 間に合わせ的なIntelのデュアルコアCPU (後藤弘茂のWeekly海外ニュース)へ。
なんてったって衝撃的なのが、SmithfieldとPreslerとされるCPUのソケットの写真画像です。いやん、本当に2個乗っちゃってるやん。あまりもの衝撃的な写真のため、他の人たちの反応もどうぞ。
正直、最近Intelがやたらと「T!T!」いってるのは、シングルスレッド性能の向上がしばらく見込めないから、それ以外のプレミアをつけようという意図だと解釈してました。しかし実際は、Smithfieldがあまりにもクソで話にならなくていいわけもできないので、CPUの処理速度から話題をそらしてそれ以外のある意味あってもなくてもいいような機能でユーザをつろうとしていたんだと思い知らされてしまいました。いやー、1年に1回新しいCPUコアを提供し続けなければならない使命上仕方なかったのかも知れませんが、こんなの見せられるともうYonahまで待つしかなくなっちゃいますがな。Yonahをデスクトップ向けPCにも持ってきていいよ、というかむしろそうしてください、お願いします。このころの後藤タンの記事を読んでると泣けてくる・・・・
で、大胆にSmithfieldを投入するIntelの今後を考えてみましょう。ご存じの通りデュアルコアではAMDのAthlonと思いっきりモロクソにかぶります。正直勝てません、勝てるとすれば、豊富なIntelのFactoryを利用してあり得ないくらいの安い値段を付け、IntelとPentiumのブランド力をおもいっきり生かし、顧客をだますほかないです。
Smithfieldは自作PC市場からはほとんど無視されるかもしれません。よっぽどの物好きか(Intelオンリーの)Dellでもない限り、チップセット(マザーボード)とCPUを新しくそろえようなんて気になれないと思います。とゆーか、あえてPrescottやNorthwoodを探すかも。は、そっか既存のPen4と値段があまり変わらないのは、そういう人らに強引に売りつけるためか。
どっちかというとこれまでIntel擁護派だったんですが、さすがに今回はどうかと思われます。Baniasを育ててなかったら今頃Intel解散ですよ。そういう意味でも、IntelはとっととPentium Mを自作PC市場へもっともっと解放すべきかと思います。そうしないと人ついてこないよ。IA-64でコケたItaniumに、NetBurstでコケたPentium 4に、本当にIntelも落ちぶれたもんです。今のうちにトラメタ買っといた方がいいのでは。Merom登場までは綱渡りだわな。