2005年11月アーカイブ

テレビCMの変化のきざし

今年もテスト・ザ・ネイションが放送されるってことで、某コミュニティからの圧力に屈し、しぶしぶ番組見てやりました。結果は・・・ナイショ。

んで、この番組中に驚いたのがこれ。番組の途中に入るCMそのものを問題の題材にするというやつ。どれだけ視聴率のいい番組であろうとも、しょせんCMはCMです。普通の人はそんなに注視して見ないわな、よほど興味のある商品なりサービスなりタレントが出ているでない限り。それが、1分間・4つのCMを見てもらった後そのCMに関する記憶を尋ねる問題が出るとなれば、CMに興味を持ってる変人以外の普通の人もCMを一生懸命見てくれます。これは非常にうまい手法だったといえると思います。

番組と間のCMとの融合という意味でちょっと別の例を。昔あるある大辞典(IIになる前)で肥満特集をやってる回がありました。その番組の中で「最近脂肪が体に付きにくい油が開発されてきたりしてます」という情報紹介がありました。んでその直後に「花王・エコナ・ジアシルグリセロール・体に脂肪が付きにくい」というあからさますぎるCMが流れるなんていうのがありました。

「あるある」の場合はCMが番組にあわせた感じ、「テスト・ザ・ネイション」は番組がCMにあわせた感じ、ということで両者は微妙には違いますが、いずれにしても番組内容とCM内容の関連を強めているという例にはなるかと思います。

まぁ奇しくも、今回の「テスト・ザ・ネイション」は「CMカットが著作権違反になる」可能性のある例かと思います。CMオートカット付きレコーダだと今回の「テスト・ザ・ネイション」は番組制作者の意図通りには見られないですしね。

今日のニュースですが、TiVoでテレビCM検索機能が提供されるなんて話が入ってきています。テレビ番組のCMのあり方には、もはや変わらざるを得ないくらいの圧力がかかってきているのかも。

最近のらるるは、メディアのあり方概念的な話やら、よくわからないことを日記に書いている。これは、従来のらるるが書いてきた日記とは系統が異なると思われる。これまでの記事は理解が容易であったが、最近の日記は概念的でありよくわからない。しかし、今後発展していく可能性を大いに含んでいるように思われる。

そこで、既存の日記を書いてきたらるるを「らるる1.0」と名付けて、最近の記事を書くらるるを「らるる2.0」と名付け、両者を区別することにする。らるる1.0は平凡で遍在するような存在であったが、らるる2.0はまだ見ぬ希少価値のある新しい存在へと発展していくであろう。

なお、らるる1.0かららるる2.0へのバージョンアップは利用者の自己責任でお願いします。らるる2.0のバグにより生じた利用者のいかなる損害も、らるるは責任を持たないこととします。また、らるる1.0のマイナーバージョンアップを凍結いたします。

いや、調べれば調べるほど、某2.0がよくわからなくなってくるんですが。。所詮概念的なものらしいので、わからないならわからないでいいような気がしないでもない。[特集] Web 2.0ってなんだ? - CNET Japan 切込隊長BLOG(ブログ) - 「Web 2.0」とやらについていけない人、集まれ!!

有名どころのブログサイトのR30さんとこで、最近のもやもやしてたことをすっきりと書いてくれていました。[R30]: Video iPodに勝つためには何をすればいいか。 iPod+iTunes+iMac に想う (にとよんの技術日誌)に関連した話ですね。私もこのへんこのへんで、まとまりのない文章を書いてます。

簡単にまとめるなら、AppleがiTMS+iTunes+iPodで次世代デジタルコンテンツ流通インフラを完成させようとしている、今からまともに戦おうとしてももう手遅れ、それって外資にメディアを乗っ取られるのに他ならないのとちゃうの?という文章です。楽天とTBSがドンパチやっていっこうに話が進まないですが、そんな間にAppleやらMicrosoftやらにやられるのも時間の問題となったというところですね。

それを防ぐための唯一の方法として提案されているのが「ヤフーBB商法」です。つまり、デジタルメディアプレーヤやらコンテンツを買うクーポンやらを店頭で大量に配って無理矢理シェアを確保するというもの。本気でAppleのシャアを切り崩そうと思うと500億円くらいは覚悟した方がいいという読みをなさってます。500億円かけて日本でのシェアを確保したとしても世界規模でシェアを確保できるかどうかはまた別問題、とかなり厳しい見方をしてますね。

悲しいかな、オンラインコンテンツ販売で今も独自のDRMを持っているのが日本ではソニー(OpenMG)だけなんですよね。今のところは、DTCP-IPなどで異なるDRMを共存させる方向でApple以外の業界は動いている感じです。がこれも、PC業界での圧倒的シェアを生かされると、IntelのViiVやMicrosoftのWinMCEの前では風前の灯火・・・Windows Media DRMへ一本化しちゃうのも時間の問題かも。

HD DVDやBlu-rayなどの光ディスク系では日本メーカがトップに立ってがんばってます。しかしここでも、ディスクという物理メディアによるコンテンツ流通自体がもう時代遅れとなり、インターネット経由によるオンライン販売へシフトしていく可能性が高いです(当面生き残れそうなのはHDクオリティのビデオくらいだろね)

まぁ、もう手遅れであるという結論でいいでしょう。手遅れであるということに業界が気づくのにどのくらい時間がかかるんでしょうか。

日本が世界のデファクトスタンダードを作れそうである残された分野はケータイ市場ですかね。これとて、SymbianやBREWを前にもはや危ういでしょうけど。

[BroadBandウォッチ] 無料で映画やドラマが見られる「GyaO」ってどんなサービス? (おしえてブロードバンド)
無料で従来のテレビ番組なみのコンテンツを見られるってことでサービス開始後一躍有名になったGyaoとはいったいなんなのかを解説する記事です。Gyao自体は今更改めて説明するまでもないんですが、この記事でちょっと気になることが書かれていたのでそれをピックアップ。

現状ではWindows Media PlayerのDRMを使ったライセンスに基づく視聴制限を入れている影響で、WindowsでかつWindows Media Player(の9あたり)が視聴する条件になってます。そのことも上の記事で解説されてますが、それをふまえた上で書かれている文章がこれ。

現在はPCでしか見られないGyaOですが、10月からWindows XP Media Center Edition 2005向けのオンラインサービス「メディアオンライン」としてサービスを開始しました。メディアオンラインは12月10日発売の次世代ゲーム機「Xbox 360」にも対応しています。

MCEの「メディアオンライン」に対応ってことだけでピンと来なかった私は、MCEの普及していない日本に住んでいる悪い面を享受しているのかもしれません。重要なのは、そこに続くXbox 360がメディアオンラインに対応しているという事実でしょう。

つまり、ネットワークにつながったXbox 360とディスプレイとしてのテレビがあればGyaoの番組を楽しめるようになります。もちろん無料で。これはかなり脅威になるんじゃないでしょうか。

テレビってのは、いい意味でも悪い意味でも映像を映し出すディスプレイでしかないです。その事実を突き詰めて、テレビからチューナの役割を取り除くという方向の発展の模索が行われてきました。が、現状では少なくともチューナなしにテレビとは呼べないということになります。

Xbox 360をテレビチューナの代わりと見なしインターネットを電波に代わる放送用の通信路と見なしたとしましょう。Xbox 360とテレビ機で見るGyaoの番組と、電波に乗ってやってくるテレビ局自身が流すテレビ番組と、何が違うと言うことになるんでしょうか。まぁ今はコンテンツが違うでしょう。じゃ、既存のテレビ局自身がGyaoと同じようなサービス体型でインターネット越しに番組を流し始めたとしましょう。もはや違いがなくなります。放送と通信の融合とか悠長なことを言っている間に、通信が放送を亡き者としてしまいかねないです。

現状じゃ画質面で大きな違いがあるともいえます。デジタル化された電波による放送ではハイビジョン画質による放送が行われています。が、これとてたかだか30Mbps程度です。・・・たかだかか?現状ではコンスタントに出すにはきつい帯域かもね。これが優位性ってことになるんでしょう。しかし、その優位性を生かしたハイビジョン画質番組って、現状じゃデジタル放送ではあまりなされていないというもったいない事情もあります。ハイビジョンじゃないなら、Gyaoのようなインターネット経由でコンテンツ取得すればいいわけですね。Gyaoだと、番組飛ばしたりジャンルを選べたり放送時間にとらわれなかったりと、電波による放送と比べて有利な点もありますし。電波によるデジタル放送の特徴である多チャンネル化やデータ放送なんて、インターネット経由の方が遙かに有利でしょう。

今後、ハイビジョンなど電波放送の方がまだ有利である一部の点も覆されるようであれば、もはや電波経由による画一的な放送は優位性を失うでしょう。そのときテレビからチューナが消えます。チューナが必要でなくなります。Xbox 360のような通信端末さえあればいいんで。

このとき、現状のテレビ局ほどの力を持つのはどこなんでしょうか。Gyaoのようなコンテンツ配信ポータルとコンテンツを作っているところがまずあがります。が、実はここでDRMを支配しているMicrosoftの力が及んでいることがわかります。今で言うところのコピーワンスの仕組み(B-CAS)にあたるものを支配していることになります。それってどうなんよ?

コンテンツ囲い込みとしては、HD DVDとBlu-rayの争いが思い浮かびます。この争いって、結局(ハリウッドやディズニーなどの)コンテンツホルダーを味方につける争いといっても過言じゃないでしょう。Microsoftほどの大会社なら、日本メーカ主導のHD DVDとBlu-rayの争いなんてあまりうれしくなく、自社の規格を作って争いに参入しても良さそうなもんです。現状ではHD DVD側につくという立場しか取ってません。アメリカじゃシリコンバレー組は憎きハリウッドってことで、あまりべったりと味方に引き入れる争いに加わりたくないという信条もあるんでしょう。しかし実は、HD DVDやBlu-rayなどの物理メディアを媒体とするコンテンツ流通の時代はもう終わりインターネット経由での放送がその先に来るであろう、と予測しているのに他ならないのかもしれません。

まぁ「ここにもMSの影が!!」と言いたかっただけです。

「電車男バブル」という現象

最初に見つけたのがどこであったかは忘れちゃったけど、ちょっと印象に残った用語「電車男バブル」について調べてみました。

確認できた限りでは、このへんこのへんこのへんで確認できています。これらの日記の文脈では、「電車男という物語が世間で話題になっている」という意味で使われているようで。

その使われ方と違う意味で使っているのが[ITmediaニュース] アクセスが止まらない“お化け記事”の記事。「生協の白石さん」ネタの記事へ異常なアクセス数があるのを機に、一般の新聞・テレビなどのマスコミがネット上の流行に敏感になってきているのではないかと指摘しています。その文脈で、ネット発のネタを異常なまでに一般マスコミが取り上げている現象を「電車男バブル」と比喩しています。そんな風なことをこちらの方も指摘しています。

バブルと呼んでいるということは、いつかは崩壊する現象であるという認識が少なくとも根底にはあるでしょう。だって、夜の6時のニュースでメイド喫茶特集が組まれたりしても困るでしょ?一般マスコミは、ネット初のネタやヲタク文化を今の一時的なコンテンツとして扱っていて、将来ブームがさめればまた別のコンテンツ探しをするだけ、ネット初のネタも将来は見なさされるだけ。そんな見方が「電車男バブル」という用語には込められているような気がします。

theSpokeユーザにはVS.NET2005Proがタダ

スパムしか届かないrarul@rarul.comのメールアドレスに見慣れぬタイトル文字列があったのでちょっとびっくりした寝起きでした。

メールはMicrosoftからのもので、文面を見るとどうやら、Visual Studio .NET the Spoke Premium Version 2003を持っている人には次期バージョンとなる2005のProfessionalのライセンスがタダでもらえるようになるとのことのようです。

・・・( ゜д゜) ポカーン っと一瞬考え込んでしまいましたが、えっマジ?何その太っ腹っぷり。スラドの「VS 2005 Expressがタダで配布」ネタを読んで「BorlandのPersonal版対抗策かなぁ」とか思ってたんですが、theSpokeのユーザにはProをタダ配布ですか、そうですか。

MSの利益率の実情ってどんなもんなんだろ、とか思わされた寝起きでした。[ASCII] マイクロソフト、アカデミック向け戦略に関する記者説明会を開催――産学連携をさらに強化、学生を対象にVisual Studio最新版を低価格で提供もによると4800円でAcademic Editionも出るらしいですが、こっちはStandard相当ということのようで、theSpoke(2003)を買ってProをタダでもらった方が良さそうですね。

「なつみかん」を引き継ぐ「いよかん+」

今はなきアンテナ「なつみかん(404)」を引き継いでいると思われる「いよかん+を発見。

まぁもともとは、SorceForgeで動きかけていた「いよかん」ががんばってくれればよかったんでしょうが、どうもこのSourceForgeプロジェクトは今現在全く動いていない模様。そのため、個人的に修正・配布をしているのが「いよかん+」なんだろう、と勝手に解釈。。

なつみかんからのバージョンアップ手順は、いよかん+のドキュメントにある通り、いよかん+を一式解凍したところに「nm.ph, site.lirs, remote.cfg」をなつみかんから移植、nm.phに「$channel, $expire_interval, $from, rssout, $rssEncoding, $htmlEncoding」を追加して完了。必要に応じて、base.htmlにRSS Feedsへのリンクやら<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS 1.0" href="index.rss" />やら「なつみかん」表記を「いよかん」表記に変更やらすればいい。

RSS1.0対応がなんてってもうれしいところかも。自分でRSS出力用のコードを書かなきゃならんかなぁ、と思ってた矢先でした。ってことで、某所も含めたrarul.com上のアンテナ全部をRSS出力対応としました。

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